
2月5日、オリジナルな音楽を持つ元BOOWYのメンバーである高橋まことは、SNSプラットフォームXで自身の過去の「暴言」を謝罪した。しかし、その謝罪内容は、批判の対象であった高市早苗首相に対して行ったものであり、奈良県民を侮辱した言葉に関しては明言されていない。高橋は「先日の投稿では適切なことばを選ばすあまりにも酷い物言いになってしまいました。これからは言葉を選びながら発信していきます。奈良の皆様本当にすいませんでした。重ねてお詫び申し上げます。」と述べた。この発言は、彼の言葉の選び方が問題視され、多くの人々に不快感を与えたことを示唆するものである。
論争の発端は、高橋が1月13日に行われた高市首相と韓国の李在明大統領のドラムセッションに対して「ドラマーから一言!! ドラム舐めんなよ。パフォーマンスとは言えなんだこれ!?」と批判したことに起因する。さらには同じ日に「二度と戻ってこないで、奈良の鹿さんにせんべいでもあげてなさいよ」とも記述し、奈良を彼の出身地としている高市氏を痛烈に非難した。これは奈良県民に対しても侮蔑的であり、彼の言葉が全国の視線を引きつけることになった。
スポーツ紙の記者は、「高橋さんはこれまで何度も高市首相を攻撃してきましたが、その言葉は荒っぽく、人格を攻撃するレベルに達しているものも少なくありませんでした」と説明する。高橋が反省したとはいえ、彼自身が発信した投稿は削除されず、批判の声はますます強まるばかりである。ネット上では「奈良の皆さんを侮辱した投稿は削除しないんだな」、「ほんまアンタ薄っぺらい人間だよな」、「SNS向いてないよね思想は本人の勝手だけど人格攻撃だもん」といった厳しい意見が相次いでいる。
政治ジャーナリストも「高橋の謝罪は逆効果になった」と指摘し、「彼の言葉は明らかに攻撃的であり、この内容をもって謝罪とは名ばかりの行動だ」と強調した。謝罪は行ったものの、具体的な投稿の内容を明示せず、削除もせずにいることで、高橋の謝罪は形式的なものと見られている。
一連の発言において高橋は「一言言っていいですか、こんな72歳になるジジイの発言がなんだと言うんですか!?」として高市首相を再度牽制し、「我々の言う事を聞け!? なんぼでも言わして貰います」と強気の姿勢を見せているが、今後の発言が引き起こす波紋は計り知れない。高市氏に対する批判は、ただのエンターテインメントの枠を越え、地域社会への偏見と誤解をも浮き彫りにする結果となっており、今後の展開に注目が集まっている。
高橋まことの「謝罪」が、果たして真摯な反省からのものなのか、単なるシニカルな発言と見なされるのか。一方、高市首相の支持率や、奈良県民の心情に影響を及ぼす材料となり得るこの事件は、喧嘩のような言葉が政治的な議論に与える影響を考えさせられるものとなっている。数日のうちにこの騒動がどのように進展するのか、さらなる修羅場が待ち受けているといえるだろう。